アフィリエイト記事を書く準備
- 記事の役割を決める
- ターゲットキーワードを決める
- 参考記事を見つける
1. 記事の役割を決める
まず、記事を書くときには、その記事を書く目的をはっきりさせてください。
目的が明確になれば自ずと何を書くべきかが見えてきます。
例えば、
- 商品を購入してもらいたい
- 別の記事に誘導したい
- SNSでシェアしてもらいたい
こういった具体的な目的があれば、そこに向かって必要な情報は何か、考えることができますよね。
だからこそ、記事が果たすべき役割を意識して、どんな内容にすれば目的を達成できるか考えながら書くことが大切なんです。
これを意識するだけで、記事の質がぐっと上がりますよ。
2. ターゲットキーワードを決める
検索意図に沿った記事を書くためには、ターゲットとなるキーワードをしっかり決めることが重要です。
ターゲットキーワードが明確だと、読者が抱えている悩みや困りごとにピンポイントで答えられる記事を書くことができます。
これこそ、読者にとって価値のある記事になりますよね。
検索意図には下記のようにいくつかのタイプがあります。
- KNOWクエリ:知りたい
- GOクエリ:行きたい
- DOクエリ:したい
- BUYクエリ:買いたい
◾️「KNOWクエリ」
「KNOWクエリ」は何かを知りたい時に使われるものです。
これはそもそも情報を得ることがゴールなので、成約には繋がりにくいですね。
「KNOWクエリ」の例
- 〇〇 とは
- 〇〇 効果
- 〇〇 意味
◾️「GOクエリ」
「GOクエリ」は、どこか目的の場所に辿り着きたい時に使われる検索ワードです。
行きたい場所にたどり着くこと自体が目的となるため、これも成約にはあまり結びつきません。
「GOクエリ」の例
- 〇〇 観光
- 〇〇 カフェ
- 〇〇 ログイン
◾️「DOクエリ」
「DOクエリ」は何か行動を起こしたい人が検索する時に使用するもので、成約に繋がりやすいです。
「DOクエリ」の例
- 〇〇 やり方
- 〇〇 方法
◾️「BUYクエリ」
「BUYクエリ」は、購入を前提とした検索ワードなので、これが最も成約に繋がりやすいです。
何かを買いたい時に下記のようなキーワードで検索したことありますよね?
「BUYクエリ」の例
- 〇〇 おすすめ
- 〇〇 比較
- 〇〇 安い
- 〇〇 口コミ
競合が強いキーワードは、上位表示が難しいですが、その分成約率が高い場合が多いです。
だからこそ、ターゲットキーワードを絞って、その検索意図に沿った記事を書くことが重要なんです。
そうすることで、何を書くべきかが自然と見えてきますし、記事の成果も高まってきます。
3. 参考記事を見つける
狙ったキーワードで検索して、上位表示されている記事をお手本にするのがおすすめです。
上位表示されている記事は、今、現時点でGoogleから評価されているということです。
まずはその記事のタイトルや見出し構成を参考にしましょう。
そのうえで、足りていないと思うことや自分の経験、考えを付け加えれば質の高い記事を短時間で仕上げることができます。
ただし、参考記事をそのままコピーするのは著作権的にもSEO的にもNG。
(見出しが決まれば書く内容もある程度決まってくるので、内容が似てしまうのは仕方なくもありますが…)
丸パクリに見えないように表現を変えつつ、正しい方向性で記事を書くことが最速で結果を出す方法です。
競合記事を調査することは「最短ルート」を辿ること
記事を上位表示させるためには、すでに評価が高い記事を参考にすることが一番の近道です。
現状、Googleに評価されている記事は「正解」の記事とも言えるので、それを参考にすることで効率的に上位表示を目指すことができますよね。
さらに、記事を書く際には、次の3つの視点から考えてみてください。
- 読み手視点
- 大前提として読者の検索意図を満たす記事を書かなくてはいけません。
- 読者が何を求めているのかをしっかり把握し、それに応える内容を提供しましょう。
- 検索エンジン視点
- Googleに評価されるためには、すでに評価されている記事を参考にすることが手っ取り早いです。
- Googleがどのような記事を高く評価しているのかを理解し、それに沿った内容を作成します。
- 書き手視点
- 自分にしか書けない独自の視点や経験を取り入れることで、記事にオリジナリティを持たせます。
- Google様が大好きな「独自性のある記事を書くこと」が上位表示には欠かせません。
これらの視点を踏まえて、進むべき方針を明確に定めた上で記事を書き始めると、より効率的に上位表示を目指せます。
また、上位表示を狙えるキーワードかどうかを判断するためにも競合調査は必要です。
もし、企業サイトが上位を独占している場合、そのキーワードで上位に食い込むのは難しいです。
なぜなら、企業が狙っているキーワードは大きな収益を狙えるものが多く、競争が激しいからです。
一方で、個人ブログが多く上位表示されていたり、検索意図に沿っていないような記事しかない場合は、上位表示を狙えるチャンスです。
穴場キーワードの可能性もあるため、積極的に狙っていきましょう。
アフィリエイト案件を探す際にも競合記事をチェックしましょう。
競合がどのアフィリエイト案件を紹介しているかを調べることで、すでに選別された案件を見つけることが可能です。
自分で調べて選ばなくても、競合が行った選別を活用することで効率的に進めることができます。
さらに、URLを確認すれば、どのASPでその案件が取り扱われているかも分かりますので、これを利用しない手はないです。
わかりやすい文章を書くポイント
- 一つの文で伝えることは一つ
- 文章の基本構成を守る
- PREP法を意識する
1. 一つの文で伝えることは一つ
一つの文で伝えることは一つに絞ることが大切です。
複数の意味を含めてしまうと、読む人が混乱して疲れてしまいます。
主語と述語をしっかり意識して、一つの意味に絞った文章を作ると良いですよ。
そうすることで、最後まで読んでもらえる読みやすい文章になります。
2. 文章の基本構成を守る
- 論点:何について書くか
- 主張:自分が一番言いたいこと
- 論拠:主張の理由
◾️論点:何について書くか
まず、文章を書くときは、何について書いているのかを最初に明確にして、読む人に伝えることが大切です。
これを「問いを立てる」と言うこともできます。
読み手に、
「これからこのテーマについて話すんだな」
と理解してもらえるので、スムーズに読み進めてもらうことができます。
もし論点がブレてしまうと、主張も曖昧になり、結果として文章全体で何を伝えたいのかがわからなくなってしまいます。
だからこそ、良い問いを立てることが、良い文章を書くための第一歩となります。
◾️主張:自分が一番言いたいこと
次に、論点に対して自分の意見をはっきりと言いましょう。
つまり、
「この文章で一番言いたいことはこれです」
と明確に意見を述べるんです。
その上で、その意見を支えるための論拠をしっかりと述べることで、論理的でわかりやすい文章が出来上がります。
主張が曖昧だったり、全くない文章では、読者に何も伝わらないので、主張をしっかりと示すことが重要です。
◾️論拠:主張の理由
論拠とは、主張を支える理由のことです。
「なぜそう思うのか」
を具体的に示すことで、ただの意見や感想ではなく、説得力のある主張にすることができます。
自分の主張に納得してもらうためには、より強固で揺るがない数字やデータなどの客観的な証拠を示すことが重要です。
読み手に自分の考えについて納得してもらえることで、文章全体の信頼性が高まります。
3. PREP法を意識する
PREP法というのは、文章の基本的な構成をしっかりと組み立てるための手法です。
- Point:主張(言いたいこと)
- Reason:理由(なぜそう思うのか)
- Example:具体例(例えば〜、実際〜)
- Point:結論(理由を踏まえてこう思う)
まず最初に「自分の言いたいこと」を伝えて、その後に「理由」を説明します。
次に、読み手がより理解しやすいように具体的な例を挙げ、最後に理由を踏まえた上で結論をまとめるんです。
この手法を使うと、論理的で説得力のある文章を書けるようになりますが、少しだけ注意が必要です。
すべての文章をPREP法で書いてしまうと、機械的で面白みのない文章になってしまうことがあるんですよね。
なので、全体の8割くらいをPREP法に従って書き、残りの2割はあえて崩して書いてみると、バランスの良い文章になります。
アフィリエイト記事を書く手順
それでは、実際に記事を書く手順を見ていきましょう。
括弧内の数字は1記事あたりの労力の割合だと思ってもらえれば大丈夫です。
1. 記事構成を作る(50%)
- 記事を書く際はいきなりつらつらと書き始めるのではなく、構成を考えましょう
- 構成が定まらないと何を書いていけばいいのか見失ってしまったり、どこに向かう文章なのかわからなくなってしまうことがあります
- 読み手も同じで、「チグハグな文章」という印象を与えてしまいます
- 家を建てる時やソフトウェアを開発する時など、いずれも設計段階があります
- それと同じで、良い文章を書くには設計が重要です
- 記事の質は記事構成の質です
- 構成を考えて、書くべきことの全体像を把握してから文章を書き始めましょう
◾️記事構成(見出し)の作り方
- 検索意図に対する回答を記事の「主張」として書き出す
- 記事を通して読み手にしてもらいたいことを記事の「役割」として書き出す
- 主張と役割の間にあるギャップを埋めるために根拠を羅列する
- 主張を裏付ける根拠を羅列する
◾️よくある構成
- よくある質問
- 文章全体の主張に対する反論=よくある質問
- あらかじめ予測して答えを用意することでより説得力のある主張になる
- メリット/デメリット
- これをすることによって変わる未来を提示する(ベネフィット)
- 「記事を読む→行動する」ための動機付けができる
◾️よくあるダメな構成
- はじめに
- 文章の書き出しで文章全体の論点(検索意図)を提示する役割
- わざわざ見出しにするほどではない
- 最初の見出しの前に書けばいいこと
- 〇〇とは
- 読み手はすでに知っていて不要な場合がほとんど
- 〇〇とは が検索意図であれば書く、くらいでいい
- まとめ
- 「まとめ」までちゃんと読まれることはほぼない
- 記事を読んだ後のアクション(CTA)はまとめとして書かずに文章の終わりにそっと置いておく
2. 見出しごとに本文を書く(20%)
- 見出しが決まればその章で言いたいことが決まる
- 見出し = 論点 or 主張
- 論点の場合:主張、根拠を述べる
- 主張の場合:根拠を述べる
- これだけです
書き出せないときは見出しを見直すとよい
必要なデータを用意する
表
図
タイトルを決める(25%)
- 記事構成の次に大事なのがタイトル
- クリックされるタイトルを考え抜く
- クリックされないタイトル
- 記事の要約をしたタイトル
- 自己満なタイトル
- クリックされるタイトル
- 読む動機が生まれるタイトル
- ベネフィット
- 読む動機が生まれるタイトル
アイキャッチを作る(5%)
- ん?この記事なんだ?って興味を惹く文字通りアイキャッチが役割
- 考え抜いたタイトルをパッと見てわかるようにしておけばいい
- 色味の統一
- SNSシェア時に文字が見えるように